民泊で出たごみを無関係の別のマンションのごみ置き場に不法投棄
民泊で出たごみを無関係の別のマンションのごみ置き場に不法投棄したとして運営する不動産会社と従業員らが書類送検されましたとの報道が。民泊から出たごみは「事業系ごみ」であり、一般の「家庭ごみ」としては捨てられず、許可を持つ廃棄物処理業者へ委託する必要があります。
廃棄物処理法違反の疑いで書類送検とのことですので、ヘタをすると「五年以下の懲役若しくは千万円以下の罰金」に処せられるかもしれない、大変重い犯罪です。
民泊については、マンション共用部にゴミを放置する事例がよく見られ、まさに「旅の恥は掻き捨て」なんだな~と思っていたのですが、まさか民泊事業者までゴミを不法投棄とは、「旅人を泊める事業する人も恥は掻き捨て」だったということで、事業者としての法律遵守精神やモラルなどが全くなかったということがはっきりしました。民泊事業者にモラルがないなら、そこに泊まる方々にモラルを求めることが果たして出来るのでしょうか?
はっきりいうと民泊は儲かるのです。しかも、法に基づき手続きをして事業される方は良いのですが、マンションの一室で違法民泊をされる場合、税補足が難しい=税金のかからないビジネスになる=すごい儲かる・・・・ということになるのです。
僕だってお金のことだけを考えたら違法民泊をやりたい!
しかし、違法民泊をするということは、マンションの他の区分所有者に迷惑をかけ、共用部を不当に使用し、国民の義務のである納税を回避し・・・・・要するに他者の犠牲・損失のうえに自分の利益を得る構造となるのです。
他人の不幸のうえに自らの幸福を築く・・・・・人間としてどうなのでしょうか?
僕はマンションでの民泊には原則として反対です。(もちろん、投資用マンション等で所有者の合意形成が図られるならば、または制定予定の新法民泊でなら話は別です。)
他の区分所有者の犠牲・損失のうえに一部の脱法行為をする区分所有者の利益が図られる・・・不公平・不公正と考えるからです。
民泊禁止の管理規約改正が未だおすみでない管理組合の方、急ぐべきです。